[メイン2] ゴドー : 「少し、人の”熱”が暑すぎたな……
 コーヒーがゆだっちまう」
夕食の部屋から抜け出して服を煽ぐ

[メイン2] うちはサスケ : 「……チッ」

[メイン2] うちはサスケ : 舌打ちしつつ、黒衣を払って

[メイン2] ファントム : 「あれ?皆どこ行くんだ?」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……! 随分とホロ苦い経験をしてたな、サスケよォ……
 おう、ファントムか」

[メイン2] ゴドー : 「人は皆、どこへ行くとも知れない、さすらいの旅人なのさ」
要するに偶然集まっただけだ

[メイン2] ファントム : 「ふ~ん」
よくわからん

[メイン2] ゴドー : 「……しかし、男が3人揃って立ち話ってのもつまらねえ。
 そうは思わねえかい」

[メイン2] うちはサスケ : 鼻を鳴らす、と言っても実際そうなのだが

[メイン2] ファントム : 「なにか提案あるのか?」

[メイン2] うちはサスケ : 「ならどうする?暇潰しでもするか?」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!
 暇を潰す、そいつァいい」

[メイン2] ゴドー : 「何せ……知らねェ土地さァ。暇なんてプチプチと幾らでも潰せちまうぜ!」

[メイン2] うちはサスケ : 「車内の会話はある程度聞いていたんでな」

[メイン2] ファントム : 「…えっ?サスケ車の中にいたのか…?」

[メイン2] うちはサスケ : 「きな臭い話もあるようだ、多少この土地について調べた方がアイツらの為にもいいとは思わないか?」

[メイン2] うちはサスケ : 「そうだが」

[メイン2] ファントム : 「何処にも見えなかったけど…」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!オレは生憎何の話も聞いてないがな」
寝てたことを自慢げに言う……!

[メイン2] うちはサスケ : 「トランクの中に押し詰められていたからな」

[メイン2] ゴドー : 「キナ臭い、ねえ……そうなのかい」

[メイン2] ファントム : 「……」
ああ、ていうことはサスケの方に大量の公王が…

[メイン2] うちはサスケ : その反応を受け、少女達が話題にしていた内容について概要を説明する

[メイン2] ファントム : 「サスケ…ご愁傷様…」
憐みの目

[メイン2] ゴドー : 「ふうむ。そいつは……面白ぇ話だ」
話を聞き

[メイン2] うちはサスケ : 「……フン」
憐れみなどどうだっていい、と言わんばかりに鼻を鳴らして

[メイン2] メインの公王 : 「ほう」
机の陰から上半身だけ出てくる

[メイン2] ゴドー : 「ファントム、ちょっとアンタのお得意の手技を使ってよォ……
 ちょいと、一つ調べものをしちゃあくれないかい」

[メイン2] ファントム : 「おわっ!?公王も聞いてたのか!?」

[メイン2] ファントム : 「?」「いいけど何調べるんだ?」

[メイン2] メインの公王 : 「女子の部屋に籠るのもな…」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!
 揃いも揃ってよく集まるもんだ」

[メイン2] ゴドー : 「この村の伝承について……さ」

[メイン2] メインの公王 : 「伝承か…」

[メイン2] ファントム : 「伝承…いいよ、俺も調べようとは思ってたんだ」

[メイン2] うちはサスケ : ……ここも人数が多くなったな、と思いて

[メイン2] ゴドー : 「アンタのその機械の知識……頼らせてもらうぜ」

[メイン2] うちはサスケ : 無言で、黒衣を翻して

[メイン2] メインの公王 : 「現代の絡繰りには我も詳しくないからな…」

[メイン2] うちはサスケ : 音を立てずに何処へと向かい始める

[メイン2] ファントム : 「ああ、頼りにしていいよ」

[メイン2] ゴドー : (背中で語る、か……男じゃねえか)

[メイン2] うちはサスケ : ファントムには、『任せたぞ』と言わんばかりに手を一度、軽く振って

[メイン2] ファントム : サムズアップで答える

[メイン2] ファントム : じゃあ科学者の血でネットの情報漁りまくる

[メイン2] GM : どうぞ!

[メイン2] ファントム : CCB<=90 科学者の血 (1D100<=90) > 10 > スペシャル

[メイン2] GM : 「夢見の里」の言い伝えはオカルト板で流行った数年前にいきなり出てきたもので、それ以前にそれらしい噂は存在しないということがわかる。

[メイン2] ファントム : 「数年前に突如…これはまたキナ臭い話出てきたね」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!
 いきなりだな」

[メイン2] メインの公王 : 「ふむ…」

[メイン2] ゴドー : 「だが、この村がその噂で有名になったのは事実ってわけだ」

[メイン2] メインの公王 : 「可能性は幾つか、か」

[メイン2] メインの公王 : 「この村に誘う込む為、か」
「或いは何者かがここで"何かに"見えたか」

[メイン2] ゴドー : 「さて、な……
 どの理由にせよ、でっけぇ”オモワク”がありそうなのは確かだろうぜ」

[メイン2] ファントム : 「ああ…ただこれだけの情報じゃあ今は何とも…」

[メイン2] メインの公王 : 「だが…」

[メイン2] メインの公王 : 「怪しげなのは、確かだろう」

[メイン2] メインの公王 : 「与太話、そこからは一歩踏み出した…」

[メイン2] メインの公王 : 「一線を越えたともいえるが」

[メイン2] ファントム : 「ああ、そして俺達からももっと情報集めておいた方が良さそうだね」

[メイン2] ファントム : 「美羽が一番心配だけど…それでも美羽は下りそうにないしね」

[メイン2] ゴドー : 「その”線”……見逃すには、少し濃すぎるぜ。
 淹れ間違えたコーヒーみてえにな……」

[メイン2] メインの公王 : 「…」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!
 降りさせてえなら、余計に相応の証拠が必要だろうさ」

[メイン2] ゴドー : 「決定的な危険の証拠が……な。
 アンタらの言う通り、情報を集めようじゃねえか。
 手遅れになっちまう前になァ」

[メイン2] ファントム : 「だね」

[メイン2] メインの公王 : 「ああ…」

[メイン2] メインの公王 : 「少なくとも、先に感付けば」

[メイン2] メインの公王 : 「後の問題はあるまい…」

[メイン2] ゴドー : 念のため、共有のSNSに調べた情報を書き込んでおく。

[メイン2] メインの公王 : 王が静かに影から顔を出し、他のものが聞いた話をする

[メイン2] ファントム : 「…ああ、わかった」
(これオレがスマホ渡しとく必要も無かったな…)

[メイン2] メインの公王 : 「これを使う方が早いだろうが…我は指紋が反応しないのだ…」

[メイン2] ファントム : 「あ~…ゴメンすっかり忘れてたわ…」

[メイン2] メインの公王 : 「だが…今気づいた…」

[メイン2] メインの公王 : 「音声入力の時間だ…」

[メイン2] ファントム : 「じゃあちょっとまって、そのスマホ使えるように弄るわ」

[メイン2] メインの公王 : 「ありがたい…」

[メイン2] ファントム : CCB<=90 科学者 (1D100<=90) > 97 > 致命的失敗

[メイン2] ファントム : スマホが…爆発した!

[メイン2] ファントム : 「オワァアアアア~~~~!?」

[メイン2] メインの公王 : 「…」

[メイン2] メインの公王 : 「問題ない…」

[メイン2] ファントム : 「ちょっといじり方ミスった…」

[メイン2] メインの公王 : 「今回は自力でやっておこう…」

[メイン2] メインの公王 : 「一応…怪しい事態だからな」

[メイン2] ファントム : 「ああ…車の中ではああは言ったけど」

[メイン2] ファントム : 「ひかりの言う通り今回は何も起きて欲しくない…かな」

[メイン2] メインの公王 : 「そういうものだ」

[メイン2] ファントム :  

[メイン2] ファントム :  

[メイン2] 小倉 ひかり :  

[メイン2] 小倉 ひかり : そうして私は、外で出たのだった。

[メイン2] 小倉 ひかり : 東郷さんを乗せた車椅子をきゅるきゅると押しながら
合流したファントムさん、ゴドーさんと一緒に、村に出て
片山さんの目撃情報を探ることにした。

[メイン2] 小倉 ひかり : そして……到着したのは、村にあるお店屋さん。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「すみませ~ん!」

[メイン2] GM : 食料や日用品、農業系の用具などを雑多に売っている村のコンビニ的なところ。

[メイン2] GM :

[メイン2] 店員のおばあさん : 「はい。なにかねぇ」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「あのー!えっと……こういうメガネをかけてて!
 明るい茶色の女の人!見ませんでしたか!」

[メイン2] ゴドー : (人が集まる”店”で聞き込みか……良い判断だぜ)
コーヒーを啜りながら、頷いている。

[メイン2] 小倉 ひかり : 手でメガネのポーズをジェスチャーし、なんとか片山の特徴を伝える。

[メイン2] 東郷 美森 : 軽く挨拶をして、店の中をちらりと一度覗いて。

[メイン2] 小倉 ひかり : あせあせと、冷や汗を垂らしながら。
心中は冷静ではない。

[メイン2] ファントム : 聞き込みついでに店の中を軽く見てる

[メイン2] 店員のおばあさん : 「いんや。見てないねぇ」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「そう、ですかぁ……」
しょんぼりとし、ひかりの赤いリボンも垂れ下がる。

[メイン2] GM : ファントムは単一電池とマキシマム・クライシスのパックを見つける

[メイン2] 東郷 美森 : ぎゅっと堅く、手すりを握っていたが。
答えに、緩んだ。それは期待と違っていた故のもの。

[メイン2] ゴドー : 「このちっぽけな村で、旅行者の女の目撃情報が一つぽっちも無い……
 普通、ありえねえな」

[メイン2] 小倉 ひかり : ゴドーの言葉に、口を結んだまま、こくりと頷く。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……夜中に出て行っちゃったから、なのかな……?」

[メイン2] ファントム : (へ~、田舎のショップって言っても色々あるんだな~)

[メイン2] 東郷 美森 : 「ただ……この辺りを通ってないともいえるかもしれないわ
 他の場所で聞いてみたら、誰か見てくれた人もいるかも」

[メイン2] ゴドー : 「自分の意思で出て行った……それずら、怪しいだろうぜ」

[メイン2] ファントム : (……え?)

[メイン2] ファントム : 「………!?」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「そう、だね……まだまだ、分かんないもんね……!
 ……自分の意思かどうかは……うん……確かに」

[メイン2] ファントム : (えっなんで…!?)

[メイン2] 小倉 ひかり : 何か思うことがあるのか、拳を握りながら
ふと……。

[メイン2] ファントム : (なんでこんなものが置いてるんだ…!?)

[メイン2] ファントム : (これは…)

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……? ファントムさん……?」

[メイン2] 小倉 ひかり : 険しい表情を作るファントムの方を向き
目をぱちぱちとさせながら。

[メイン2] ファントム : (遊戯王VOL1のパック…!?しかも定価で売ってる…!?)

[メイン2] 東郷 美森 : 「…………」
ゴトーの言葉に、口を堅く結び。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「も、もしかして……何か!手掛かりが……!?」

[メイン2] 小倉 ひかり : そう言い、ファントムの見つけたものを見るために
隣へ移動する。

[メイン2] ゴドー : 「……クッ!」
ファントムの視線の先を見て笑う。

[メイン2] 東郷 美森 : 「……?」
首をかしげて、ファントムの方に首を伸ばす。

[メイン2] ファントム : VOL1のパック最後の3つとマキシマム・クライシス1パック、そして単一電池を持って

[メイン2] ファントム : 「おばさん!これください!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………ほへ?」

[メイン2] 小倉 ひかり : ファントムの持つパックが目に入り
きょとん、とする。

[メイン2] 店員のおばあさん : 「はい。全部でいっせんまん円ね」

[メイン2] 東郷 美森 : 「……玩具?」
首を傾げたまま。

[メイン2] ファントム : 「なそ
にん」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………………」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………ぷっ……!
 ……あは、あははは……!」

[メイン2] ゴドー : 「こんな田舎で見つけた掘りだしもんさあ……
 運命の出会いだ、見とれちまうのも仕方ねえ」

[メイン2] 小倉 ひかり : こんな状況下というにも関わらず、ファントムさんは、ファントムさんだった。

[メイン2] 小倉 ひかり : 逆にそれが、日常を確かに感じさせるものであり
緊張したひかりの心を解すものでもあった。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「も~~……ファントムさん!今はそれどころじゃないよ~!」

[メイン2] ファントム : おばちゃんに1000円を渡す

[メイン2] 小倉 ひかり : 表情を緩ませながらも、購買の光景を見守る。

[メイン2] 東郷 美森 : 「…………。
 ふふ、いっせんまん円、払わないとね」
一度はぱちぱち、と目を瞬いたが。にこりと笑って。

[メイン2] ファントム : 「…えっ!?ああそうだった!?」
余りの衝撃に目的をすっかり忘れてた

[メイン2] 店員のおばあさん : 「はい。どうも」
代金を受け取り、ファントムに商品を手渡す

[メイン2] ファントム : (いやあでもいい買い物したなあ…)

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……ゴドーさん、ゴドーさん!
 ……私、片山さんがもしどこか行くなら、お店で何か買ってから
 なのかな……って、そう思ってたけど……でも、違って……」

[メイン2] 東郷 美森 : ファントムの様子、そしてひかりの笑い。
さらにゴドーの態度に、何だか焦りは消えて、にこやかに笑いつつも。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「お店の人が、片山さんを見てないのだとしたら……
 今度は、誰に聞いた方が、いいんでしょう……?」

[メイン2] ゴドー : 「……電波も通じねえ村だ。
 情報の伝い手は人……」

[メイン2] ゴドー : 「……年長者、それもオエライさんに聞ければ一番だろうぜ」

[メイン2] 東郷 美森 : くるり、と車椅子を傾けてゴドーに耳を傾ける。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「オエライさん……えっと、えっと……!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「と、東郷さん!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 助けを求めるように、視線を。

[メイン2] 東郷 美森 : 「……この村の村長さん?」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………!!!!」

[メイン2] 東郷 美森 : 視線を受けて、ちらりと応え。

[メイン2] 小倉 ひかり : ぴょこーん!と明かりリボンが立つ。
目を真ん丸にしながら。

[メイン2] ファントム : 「まあ流石に村長さんなら何も知ってないって事はなさそうだよね」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!
 いい推理だ、美森」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「そ、そっかぁ……!さすが東郷さん……!!
 確かに、村長さんなら……何か知ってそうかも……!!」

[メイン2] 東郷 美森 : ファントムにこくり、と頷いて。

[メイン2] ゴドー : 「それに、この村にまつわるキナ臭え噂……
 そっちも詰められるだろうぜ」

[メイン2] 小倉 ひかり : そうしてすぐに、東郷が座る車椅子の後ろに回り
グリップを握りながら。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「ゴドーさんの言う通り……知恵袋!だもんね!
 それなら……早速!行ってみよう!」

[メイン2] 小倉 ひかり : ありがとうございました~!と、お店のおばちゃんにお礼を言い。
車椅子を押しながら、お店を出ていくのだった。

[メイン2] ファントム : 「ああ、行こう!」

[メイン2] 小倉 ひかり :  

[メイン2] 小倉 ひかり :  

[メイン2] 小倉 ひかり : そうして─────村長の家に到着する。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「すみませ~~~ん!!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 元気な、大きな声で呼びかける。

[メイン2] 村長 : 訪ねると、村長が中から出てくる。この村の最年長だが背筋はしゃんと伸びており、はきはきとした印象を受けるご老人である。

[メイン2] 村長 : 「はい。どちら様でしょうか?」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「え、えっとえっと!昨日から!この村で泊まってます!
 旅行で来ました、小倉 ひかりです!」

[メイン2] 小倉 ひかり : ぺこり!と深く村長さんへお辞儀をする。

[メイン2] 東郷 美森 : きっ、と車椅子が止まり。
村長にまずはお辞儀をしてから顔を見上げ。

[メイン2] ファントム : 「地域の噂話が好きな同好会って所です」

[メイン2] ゴドー : 「ゴドーだ。ちいと、話を聞かせて貰いたいことがあってな……」
軽く頭を下げる。

[メイン2] 村長 : 「ああ。そういえば女将さんがそんな話をしていましたね」

[メイン2] 東郷 美森 : ……!そうね……!
同好会って事にすれば、あんまり怪しまれないかも…!

[メイン2] 小倉 ひかり : 「その……実は……!」
─────片山という少女が、昨日から行方を眩ませていることを村長へ伝える。

[メイン2] ゴドー : 「村長さんの時間……オレたちに分けちゃあくれねえかい」

[メイン2] 小倉 ひかり : ゴドーの言葉に、こくこく!と頷き、村長を見つめる。

[メイン2] 村長 : 片山が行方不明になったことを聞くと、とたんに村長は顔をこわばらせる。そして、「悪いことは言わない、危険な目にあいたくないのなら忘れなさい」と言う。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………っ……!」

[メイン2] 小倉 ひかり : ただならぬ雰囲気を感じ取り、ひかりの頬に冷や汗が伝い落ちる。

[メイン2] 東郷 美森 : その物言いに、ごくりと唾を飲み込んで。

[メイン2] ゴドー : コーヒーを大きく飲む。

[メイン2] 小倉 ひかり : 緊張が体を微弱ながらも震わせながらも。
眉に力を籠め。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……いやです!」

[メイン2] ファントム : 「そうはいかないよね…オレ達の大切な仲間がどこかに行っちゃったんだから」
「仲間を忘れるなんで出来ないよ」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……"もう"、友達は失いなくないので!
 お願いします!……何か、知ってることがありましたら……!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「何でもいいんです!教えてください!!」

[メイン2] 東郷 美森 : 眉を曲げながら……きゅっと、手すりを握ると。
ファントム、ひかりの言葉に顔を見上げて。

[メイン2] 小倉 ひかり : ぺこっ!と90度体を曲げ、村長へ頭を下げる。

[メイン2] ゴドー : 「すまねえな、村長さん……
 コイツら。こうなっちゃあ、言っても聞かなさそうだぜ」

[メイン2] 小倉 ひかり : ふんすっ!と鼻息を吹かす。

[メイン2] 東郷 美森 : 「……あっ……!
 ……わ、私からも……お願いします!何事も知ってから、判断させてほしいんです」

[メイン2] 東郷 美森 : と、車椅子の上で。
ぺこりと、頭を深々と下げる。

[メイン2] ファントム : 「オレからもお願いします、村長」
同じく頭を下げる

[メイン2] ゴドー : 「村長さんにも事情があるのは察した、が……
 こいつらの熱い気持ちに免じて、一杯この願い、飲んじゃあくれねえか」

[メイン2] ゴドー : 自分も頭を強く、下げる。

[メイン2] 東郷 美森 : ………そうね。
みんなの言う通り。
恐ろしいからって、言葉だけで臆してたら、何も進まないわ……。

[メイン2] 村長 : 「…恐らく、行方不明になった片山という子は洞窟の奥へ魅入られてしまったんでしょう」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……洞窟……?……え、で、でも……!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 洞窟って……立ち入り禁止になっているんじゃ……!?
と続ける。

[メイン2] ファントム : 「…いや」

[メイン2] 村長 : 「はい。危険であるため、現在封鎖されています」
「中は暗く、むやみに立ち入ってはいけない」

[メイン2] 小倉 ひかり : 緊張がさらに高まる。心臓が、バク、バク、バク。と鼓動する。

[メイン2] ゴドー : 静かに、コーヒーを喉に流しいれる。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「…………………」

[メイン2] ファントム : 「……」

[メイン2] 東郷 美森 : 「………?」
と、ファントムに首を傾げて。

[メイン2] ファントム : 「…続いているんですね?」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………!!」

[メイン2] 東郷 美森 : 「………続いている」

[メイン2] 小倉 ひかり : ファントムの言葉に、赤いリボンがぴくりと動く。

[メイン2] 東郷 美森 : ぱっと、顔を見上げて。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……もう、禁止されているって、聞いたけど……
 も、もしかして……!?」

[メイン2] ゴドー : 「…………!」
仮面の下で眉を動かす。

[メイン2] 村長 : 「もしかして、宗教のことかな?」
ファントムの言葉に対して

[メイン2] ファントム : 頷く

[メイン2] 村長 : 「ふむ…同好会というのも侮れませんね」
「村の古来からある宗教ですが、君も知っての通り数年前に廃止されています」
「洞窟の中に立ち入るのが危険になりましたからね」

[メイン2] 小倉 ひかり : 深刻な表情で、村長の話に耳を傾ける。

[メイン2] ゴドー : 「確か、歴代の宗教の指導者が村長さんなんだったな」
サスケから共有された情報を口に出す。

[メイン2] 東郷 美森 : バッグから紙を取り出し、その話を書き連ねていく。

[メイン2] ゴドー : 「宗教についての話。もう少し詳しく聞けねえか、村長さん」

[メイン2] 小倉 ひかり : ゴドーの言葉に頷きながら、村長の方を向き。

[メイン2] ファントム : 話をただ静かに聞く

[メイン2] 村長 : 「………」
「宗教に関してはそれだけです」

[メイン2] 村長 : 「…ただ」

[メイン2] ゴドー : ぴくりと耳を動かす。

[メイン2] 村長 : 「これを持っていきなさい。ここに、彼女を助ける手がかりがあるかもしれない。それでも、わしは勧めませんが……」

[メイン2] 村長 : と言って、村長は一つのレポート用紙の束のようなものを渡してくる。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「…………!!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「村長さん………!!
 ……ありがとうございます……!!!」

[メイン2] ファントム : 「…いや、ありがとう村長さん」

[メイン2] ゴドー : 「村長さん。
 恩に着る……」

[メイン2] 村長 : 「くれぐれも、気をつけて」

[メイン2] 東郷 美森 : 「……ごめんなさい。
 でも、止められませんから……」
止められないのは、彼女の事だろうか。
それとも……自らの好奇心故に、だろうか。

[メイン2] ゴドー : レポート用紙を受け取り、ひかりに渡す。

[メイン2] 小倉 ひかり : ゴドーに、ぺこりとお辞儀をし
そしてそのレポートに……目を通す。

[メイン2] 東郷 美森 : 車椅子を運転して、ひかりの後ろから覗き込む。

[メイン2] GM : 【レポート用紙の束】
この村で行方不明になった人間を奇跡的に助け出した旅行者が、その方法をつづったレポート用紙。
『彼を助けるため、私たちは洞窟の奥に忍び込んだ。村の奥、湖信仰発祥の地。そこにいたのは神などではない。おぞましい怪物だ。私たちはなんとかそいつを撃退し、仲間を取り戻すことに成功した。化け物は、湖の方へ逃げていった。湖にやつらの巣があるに違いない。湖を捨てられない限り、この村に未来はないだろう』
内容を読んだ探索者は、自分たちの友人が化け物に攫われたのかもしれないという不安に駆られ、SANc(0/1)

[メイン2] ファントム : レポートを見る

[メイン2] 小倉 ひかり : CCB<=55 【SANチェック】 (1D100<=55) > 47 > 成功

[メイン2] 東郷 美森 : CCB<=40 (1D100<=40) > 76 > 失敗

[メイン2] ファントム : CCB<=70 (1D100<=70) > 7 > スペシャル

[メイン2] ゴドー : ccb<=75 (1D100<=75) > 6 > スペシャル

[メイン2] 小倉 ひかり : 「っ…………!!!」

[メイン2] 小倉 ひかり : "デジャブ"に似たような、感覚。
ひかりの胸の底から湧き上がる、嫌悪感。
いや、トラウマのような感情。

[メイン2] 小倉 ひかり : "非日常"が綴られたその一文は、小説でも、ゲームでも何でもなく。
事実を書き纏められたものであり、そしてそれは─────
─────ひかり自身、見覚えもあるような、そういったもので。

[メイン2] 小倉 ひかり : ぶわりと汗が、ひかりの肌からぷつぷつと現れ
背中を濡らしながらも。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……………撃、退……」

[メイン2] 小倉 ひかり : その2文字を、反芻する。
そして、背中に背負う、愛銃のライフルの重みを確かめるように
位置を整える。

[メイン2] 東郷 美森 : 「………っ」
目に飛び込んできたのは、用紙に束ねられた言葉の数々。
それがあまりにも熱熱らしく、殴り書くように描かれており。
非現実的な内容であるのに、切に信じてしまう。
そんな、背筋を撫でるような不快感が襲いながら。

[メイン2] ゴドー : 「にわかには、信じられねえ……
 だが、これまでの全ての証拠が。
 怪物……そいつの存在を否定できねえみてえだ」
落ち着けるようにゆっくりとコーヒーを飲む。

[メイン2] 東郷 美森 : 思わず、レポート用紙から目を背ける。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「………はい……信じられないもの、ですけど……」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「─────"本当"だと思います」

[メイン2] 小倉 ひかり : レポートから目を離さないまま、眉間に皺を寄せながら
そう……断定する。

[メイン2] 東郷 美森 : 「………!」
ひかりの、”撃退”という言葉を耳にして。

[メイン2] ゴドー : 「……飲むかい、アンタら。揃ってひでえ顔だ」
いつのまにかコーヒーカップが人数分手元にある。

[メイン2] ファントム : 「…ああ、ありがとう」

[メイン2] 小倉 ひかり : ……ありがとうございます。とゴドーのカップを受け取り。
口にする。

[メイン2] 東郷 美森 : 「……もし、これに書かれていることが本当だとして……
 ……ひかりちゃんは、その……」
”戦うの?”と、いう質問が……出せず。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……あうぅっ……!?に、苦いっ!!」

[メイン2] 小倉 ひかり : べーーっ、と舌を出しながら
おこちゃまな反応を見せる。

[メイン2] 東郷 美森 : ぺたりと頬に触れて。……そんな顔、だったのかも。
ありがとう、といいながら、コーヒーを受け取る。

[メイン2] ファントム : コーヒーを一杯飲みほし、渋い顔を我慢しながら

[メイン2] ファントム : 「村長さん、悪いけど勝手に立ち入らせてもらうよ」

[メイン2] 小倉 ひかり : そうして、東郷の方を向き、目をゆっくりと閉じ、そして開け。
黙ったまま、頷く。

[メイン2] ゴドー : (コッチの顔の方が似合ってるな、どいつも)

[メイン2] 東郷 美森 : 「んん……」
ふう、と一息つく。苦さは平気なようで、涼しい顔をしながらも。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……うん、私は─────"戦う"」
コーヒーの苦みに、喝を入れられたかのように
決意の表情を見せる。

[メイン2] 東郷 美森 : 「………」
ひかりちゃんの顔つき────その、朱色の瞳は、あまりにも真っすぐで。

[メイン2] ゴドー : 「…………」
(背負ってるのはライフル一丁分だけの重みじゃねえ、ってわけかい)

[メイン2] 東郷 美森 : 「……わかったわ
 でも、それなら…私”たち”は……よ?」
と、ファントムにも振り向きながら。

[メイン2] ファントム : 「…ああ、そうだったね」
美森に振り向き、微笑む

[メイン2] 小倉 ひかり : 「…………!!」

[メイン2] 東郷 美森 : ぎゅっとバッグを握りながら。
ひかりちゃんに、こちらも翠色の決意のまなざしを返して。

[メイン2] ゴドー : 「クッ……! 言うじゃねえか」
心底楽し気に。

[メイン2] 小倉 ひかり : 目を開きながら、東郷と、そしてファントムの顔を見て。
目が、潤む。

[メイン2] 小倉 ひかり : ごしごしと、目元を袖で拭きながら。

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……ありがとうっ……!」

[メイン2] 東郷 美森 : 「ゴトーさんには……迷惑、掛けちゃいますね」
あはは、と笑いかけながら。

[メイン2] ゴドー : 「……かけられてんのは迷惑じゃねえ。心配だけ、だぜ」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……え、えへへ……ごめんなさい……
 ……でも、"大丈夫"です」
ゴドーを、真っ直ぐ見つめながら。

[メイン2] 小倉 ひかり : 何が大丈夫なのか、ハッキリとしたものは無いが。
それでもひかりは、"大丈夫"と口にする。
何故なら今は、"ひとり"じゃないから。

[メイン2] ゴドー : (……ライフルだけ見ていた時より、いい顔してるぜ)

[メイン2] 小倉 ひかり : だって、私の隣には─────
窮地を"逆転"し、"エンターテイメント"に変えることができる"勇者"達がいるから。

[メイン2] ゴドー : 「……しかし、洞窟か。
 この電波も通じねえ中だと、何かあっても助けを呼ぶのは難しいそうだぜ」
仮面に手を当てながら考え込む。

[メイン2] ファントム : 「公王がいるから連絡は何とかなりそうだけど…誰か見張りが必要かな?」

[メイン2] ゴドー : 「最悪を考えれば、入り口で連絡を取るために待つ、そういう要員も必要かも、な……」
待ちたい奴はいるか、と視線を向ける。

[メイン2] 東郷 美森 : ひかりちゃんのその顔付きに、ほっと顔付きをほころばせながら。

[メイン2] 東郷 美森 : その視線には────じっと、ゴトーを見つめる事で返す。

[メイン2] ゴドー : 「……クッ! 我ながら……愚問だったみたいだぜ」

[メイン2] ゴドー : 「いいさ、アンタらは前だけ見て飛んでな。
 真っ直ぐ……ライフルの弾みてえによ」

[メイン2] ファントム : 「ゴドー…」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「っ………!!……はい……!!!」

[メイン2] ファントム : 「…ああ、わかった!」

[メイン2] 小倉 ひかり : そうして、ゴドーに頭を下げる。

[メイン2] ゴドー : いざという時には、洞窟の外から助けを出す。
どんな手を使ってでも、だ。

[メイン2] 東郷 美森 : 「……うん!ありがとう…!」
唇を固く結び、そのまま顔を下げて。

[メイン2] ゴドー : チッ……コーヒーが熱くて仕方ねえぜ……
口元を綻ばせながら、それを隠すようにコーヒーを一啜り。

[メイン2] ゴドー : 「感謝するんなら、代わりに約束してくれよ?」

[メイン2] ゴドー : 「無事に、戻って来い!」

[メイン2] ゴドー : 「クッ……!そん時に、苦くねえコーヒーを奢ってやるぜ」

[メイン2] ファントム : 「当たり前だろ!誰かかけたら何も意味ないって!」

[メイン2] 東郷 美森 : 「……はい!勿論、絶対……帰ってくるから…!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 「……はい!!……絶対に、戻ってきます!!
 ………心配は、かけさせません!!」

[メイン2] 小倉 ひかり : 村に、一陣の風が吹く。決意の風が、ひかりの赤いリボンを揺らす。

[メイン2] 小倉 ひかり : 金色の髪をなびかせながら、その朱色の瞳は、燃えるように、真っ赤に染まっていた。

[メイン2] 小倉 ひかり : 例えこの先に絶望があっても、恐怖があっても
─────異議なし!進み続けるだけ!!

[メイン2] ファントム : そうだ、誰一人として欠けず美羽を救うんだ

[メイン2] ファントム : 誰かを一人失って、このまま帰ったりなんかしたら…

[メイン2] ファントム : ”夢見”が悪い

[メイン2] ファントム :  

[メイン2] ファントム :  

[メイン2] ゴドー :

[メイン2] ゴドー : 洞窟の前、枯れた木に寄りかかりコーヒーを飲む男。
カップの中の水面に暗い洞穴が映って──
波紋で揺らぐ。

[メイン2] ゴドー : 「クッ……! 始まった、か……」

[メイン2] ゴドー : お前たちの大事なモノ、絶対に取りこぼすんじゃねえ。
昨日、”オトコ”を見せてもらったからなァ……約束、イヤでも破らせねえぜ!
クッ……!

[メイン2] ゴドー :

[メイン2] 小倉 ひかり : 銃撃音が洞窟内で2発響く。
外で待機しているゴドーにも、おそらく聞こえるだろう。

[メイン2] ゴドー : 一発目は、予想が付く。
二発目……なるほど、な。
オトコの価値は、肝心な場面で決まるもんだが……この銃声、何よりの立証だ。
どうやら、約束を破るヤツは……誰一人、いなさそうだぜ。
クッ……!

[メイン2] メインの公王 : 洞窟の外まで、大爆音が響き渡る

[メイン2] ゴドー : 「……!!!???」

[メイン2] ゴドー : 洞窟の怪物──まさか!
ここまでの大物、だってのかよ……!?

[メイン2] ゴドー : ccb<=85 アイデア (1D100<=85) > 86 > 失敗

[メイン2] ゴドー : 洞窟が先に崩れちまうんじゃねえか、こんなの……!
起こしちゃあいけねえもんを起こしちまったのか──!

[メイン2] ゴドー : 崩れるより先に、連絡を──いや。

[メイン2] ゴドー : 立証されたばかりじゃねえか、二発の銃弾でな。

[メイン2] ゴドー : 勝てる見込みがねえ怪物なら、あの銃声は響かなかった──そいつは間違いねえ事実だ。

[メイン2] ゴドー : まだ、信じて待つぜ……お前たち!

[メイン2] ゴドー :

[メイン2] ゴドー : カップを口元に運ぶ。

[メイン2] ゴドー : 「いや」

[メイン2] ゴドー : 「早ェな」

[メイン2] ゴドー : この一杯、一人で飲むにゃあ少し……勿体ねえ。

[メイン2] ゴドー :